安田記念のレース条件と特徴
東京1600mで行われる上半期のマイル王決定戦。伝説の名馬ウオッカが連覇したことも記憶に新しいですが近年ではやはり世界的マイル王となったモーリスが栄冠に輝いたことも鮮明に残っている人が多いのではないでしょうか。
このレースは1番人気が4勝、2番人気が3勝と支持されている馬の勝率が高い反面で8番人気が2勝、9番人気が1勝と波乱の目もあります。堅いか荒れるかと極端のレースだと言えますね。
レースの路線としてはここに至る前が多岐にわたっていて前走ヴィクトリアマイル、ダービー卿チャレンジトロフィー、高松宮記念、NHKマイル、またドバイでのレース経由であったりと前走のレースからの勝ち馬の傾向はあまりありませんね。
騎手も連続騎乗6勝、乗り替わり4勝とこちらも差はありません。
唯一面白い傾向と言えば馬体重についてです。勝ち馬は過去10年で全て480キロ以上の重い馬なんですね。480キロ未満の馬は2着1回3着1回だけなのです。
安田記念出走馬
香港のチャンピオンズマイルを勝ったコンテントメント、昨年末の香港マイルの覇者ビューティーオンリーが登録しています。
迎え撃つ立場の日本馬は、前走マイラーズカップで2014年依頼の勝利を手に復活の狼煙を上げた皐月賞馬のイスラボニータ。マイル路線で飛躍を狙うエアスピネル、東京新聞杯覇者のブラックスピネル。スプリンターズステークス馬のレッドファルクスなども登録しています。
また5歳馬ながらまだキャリア7戦も1着6回2着1回の遅れてきた怪物グレーターロンドンも登録をしています。
- アンビシャス
- イスラボニータ
- エアスピネル
- クラレント
- グレーターロンドン
- コンテントメント
- サトノアラジン
- サンライズメジャー
- ステファノス
- ダッシングブレイズ
- ディサイファ
- デンコウアンジュ
- トーキングドラム
- ビューティーオンリー
- ブラックスピネル
- ヤングマンパワー
- レッドファルクス
- ロゴタイプ
- ロジチャリス
- ロンギングダンサー
安田記念に優先的に出走できる馬は?
外国馬、およびレーティング順位の上位5頭。マイラーズカップ、京王杯スプリングカップの1着馬などに優先的に出走権利を得ることができます。
安田記念の賞金
2016年の1着賞金は1億300万円、2着は4100万円
3着は2600万円、4着は1500万円、5着1030万円となっています。
安田記念の歴代優勝馬
ヤマニンゼファーの連覇が印象的な90年代ですがタイキシャトルやエアジハードも人気がある馬ですね。
2006年は香港馬のブリッシュラックが優勝し翌年は多くの人が魅了されたダイワメジャーの優勝。その後は怪物牝馬であるウオッカの二連覇が話題になりました。
2013年は快速馬、世界のロードカナロアが優勝。2014年はドバイを制覇した世界のジャスタウェイが優勝。2015年にはこれまた世界のモーリスが優勝したようにここ数年は日本が世界に誇る名馬が優勝してきました。
今年の日本馬は世界のと呼べる馬はいませんがこのレースをきっかけに世界に行く馬が出てくるかもしれませんね。